|
|
めどうさん、こんばんは、やまももです。
めどうさんがお書きになった「チロル会音楽部 〜ロック青春記」を拝見させてもらいました。文章がとてもこなれていて非常に読みやすく、また思春期の素晴らしい思い出に対して適切な距離をとって抑制された筆遣いで描いておられ、とても楽しく読ませてもらいました。文章の書き手としての優れた力量にも大いに感服させられましたが、他のエッセーによりますと、やはり同人誌などで意識的に文章修行をされた経験がおありだったとのこと、なるほどとガッテンした次第です。
他のエッセーも興味深く読ませてもらいました。特に、「ロバのパンに轢かれた事件」はとても面白かったですね。いまは心の奥底に沈み込んでしまったあやふやな幼児体験の記憶の断片を理性的に整理して繋ぎ合わせ再構成する手法は、まるで地中から掘り出された土器の破片から元の姿を再現する考古学者を髣髴とさせるものがありますね。
「ロバのパンに轢かれた事件」が幼児体験の再構成なら、「松の木の物語」は村の歴史の再構成の話ですね。故郷の1本の松の木を愛した男が、その切株の年輪を手掛かりにして、地域に伝わる伝承や古文書なども調べる中で、いまは人々の記憶からほとんど忘れ去られていた故郷の歴史の真実が浮かび上がって来たという話ですね。めどうさんの巧みな語りによって自然と文章に引き込まれ、自然と最後まで読み通してしまいましたよ。
http://homepage1.nifty.com/yamamomo/tanaka.htm
|
|